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ダイエットに水が良い?

ダイエットと水の関係はよく取り上げられます。モデルは1日にたくさんの水を飲むとか言いますよね。実際にダイエットの効果はあるのでしょうか?

代謝を良くする・便秘解消・むくみ解消がダイエットに繋がる?

水がダイエットに良いという理由として、「たっぷり水をとることで代謝を活性化させる」というものがあるようです。
確かに良質なお水をたっぷり摂ることは良いことです。老廃物を排出しやすくしたり、便秘の解消などにも一役買います。特に便秘気味の人は、水を摂ることでお通じの調子が改善され、結果としてその分の体重が減る…ということはあるかと思います。また老廃物が蓄積しにくくなることでむくみが解消され、スッキリと見えることもあるようです。これらの点を踏まえると、まったく効果がないとは言い切れないようですね。

硬水は便秘解消に効果的

実際、便秘の解消を目的として硬水を日常的に飲まれている方も多いのではないでしょうか。水に含まれるミネラル分のうち、マグネシウムは便を軟化させる効果を持っています。ただしマグネシウムが多く含まれる水は苦味や渋味といった味を感じやすく、慣れるまでは飲みづらいと感じることも多いようです。
また腎臓の弱い人には負担がかかりますので、おすすめできません。

お通じが正常なら軟水のミネラルウォーターで十分

特に便秘に悩むことがないようならば、ミネラルが豊富かつ軟水のミネラルウォーターを選ぶと良いでしょう。水の硬度に大きく関わるほどのミネラル分は、時として体に負担がかかる場合もあるためです。

水を飲む量に注意

ダイエットのために水を1日2リットル飲むなんて話も聞きますが、実は水の飲み過ぎも良くありません。下手すると命の危険すら伴います。
一度に水を飲み過ぎると、「水中毒」という状態に陥ることがあります。これは水を大量に摂取することにより血液中の塩分が足りなくなる状態のことで、低ナトリウム血症の状態を言います。血中のナトリウムが少なくなると、疲労感~頭痛・嘔吐・精神症状~痙攣・昏睡~呼吸困難など徐々に症状が進んでいき、最悪命を落とします。
よく猛暑時の水分補給には塩分も一緒に摂ることをすすめられますが、これは汗をかいて血中のナトリウムが減少しているところに水分だけを摂ることで低ナトリウム血症になることを防ぐためのものです。
人間の腎臓は最大でも16ml/分しか利尿出来ないため、これを超える速度で水分を摂取することは非常に危険なのです。
一日に摂取する水の量は体重の3%前後を上限として、一度にたくさん摂るのではなく、起床時・食前食後・就寝前…など、数回に分けて摂るようにすると良いでしょう。